前の会社に在籍中、辞めようと考えてから実際に辞めるまでに2年ほど時間をかけました。

 

正直な所すぐにでも辞めたい気持ちはありましたが、その前にどのタイミングで辞めるのが得なのか考えてから行動した方がいいですよ。

 

ここでは私が退職を決意してからどのように準備をしていったかまとめてみました。

 

 

独立か再就職か

このサイトは個人事業主として働くためのサイトなのですが、今の仕事への未練を断ち切る意味でも、再就職の道も見ておいた方が絶対いいです。私も前の職場を辞めようと考えた時、いきなり独立とはならず、まずは同職種の転職先を探しました。

 

具体的には求人がある所に見学しに行きました。そこで色々なスタッフと話をしてみました。だいたい話をしていくうちに、不満のあるスタッフからはネガティブな情報が手に入ります。そのネガティブな事が自分で中で許容できるかどうかがポイントです。

 

 

色々と見学した結果、今の職種はどこへ行っても大きな差はないといった感じでした。この時点で誰かに雇われるという事に興味がなくなっていたので独立をしようと考えていました。

 

 

 

独立を決めた場合、失敗したときに雇われに戻れそうか?

独立するにしても、実際に成功するとは限らないワケですよね。アフィリエイトのように低リスクで始められる職種を選んだとしても、売上がないかぎり収入は入ってこないワケですから。

 

じゃあ最悪の場合でも今の職種に戻れそうかどうか。比較的簡単に戻るためには人との繋がり…いわゆる『コネ』というのが大切です。

 

『コネ』と言うと聞こえは悪い感じがしますが、自分の事を分かってくれている人がいるのといないのでは大きな差があります。どうせ辞めるからといって身勝手な振舞いをすると自分の評価を下げる事になりますので、できるだけ迷惑がかからないように心がけましょう。

 

 

いつ退職するのが得か?

独立するにしろ再就職するにしろ、退職するタイミングによっては損してしまう場合があります。

 

具体的には次のような事を考えました。

 

  • 退職金の支払われる勤続年数
  • 雇用保険の加入年数

 

退職金は義務ではなく、支払われる勤続年数もまちまちですが、だいたい3年以上という会社が多いようです。私のいた職場も3年からでしたが、規約はきちんと確認しておきましょう。

 

個人事業主として開業する場合、失業保険はもらえないと思っていたのですが、今は『再就職手当』という形でもらえる事がわかりました。自己都合と会社都合の退職で給付期間は変わりますが、自己都合退職の場合、『1年』『10年』『20年』で変わります。

 

私の場合、退職を決意した時点で勤続8年ちょっとでしたので、キリがいい10年まで働く事にしました。(あまり長く居続けると役職などの面倒な話が出てくるので10年がギリギリですかね)

 

入社したのが4/1でしたので、退職日を10年目の3/31に設定し、その3ヵ月以上前になる12月中に退職願を提出することにしました。

 

 

職場の同僚とのコミュニケーションをしっかりと

退職までの間、同僚とはしっかりコミュニケーションを取りました。退職後もプライベートでお世話になりますし、独立してもうまくいかなかった場合は助けにもなってくれますし、事業でも繋がる可能性があるからです。

 

ただ、退職については口の堅い人以外には早い段階では打ち明けない方がいいです。人によっては口止めしてても話の流れてポロっと言ってしまう、なんて事もあります。

 

会社によっては退職金が減らされてしまう…なんてこともあり得ますので、信頼している人以外には退職は伝えない方が無難です。(私は退職金の減額はなかったですが打ち明ける人を見誤ってしまい、上司に辞めたがってる事がバレました。)

 

 

個人事業主としての用意

会社に在籍中にできる用意は済ませてしまいましょう。会社員であるうちに用意する方が楽なものもあります。

 

  • 個人事業用の銀行口座・クレジットカードの用意
  • 開業届などの書類の用意
  • 必要な書類の受け取り
  • 健康保険の選択

 

個人事業用の銀行口座・クレジットカード

銀行口座とクレジットカードは手持ちのもので代用できない事もないんですが、プライベート用と一緒にしてしまうと確定申告の時に分別する作業がでてしまいます。

 

また会社員だと審査が簡単に通過するクレジットカードも、定期収入の安定しない個人事業主は審査が通過しにくくなります。早いうちに用意しておきましょう。

 

 

開業届などの書類の用意

開業届や青色申告承認申請書などの書類は先走って出してしまうと失業保険をもらえなくなってしまいますので、失業保険をもらう予定であればすぐに用意する必要はありませんが、そういう書類が必要になるよーという事は覚えておきましょう。

 

『開業freee』という無料サービスを利用すると誰でも簡単に開業届と青色申告承認申請書を作成する事ができます。

 

なお、有料ですが『会計freee』を利用すると確定申告の書類も簡単に作成できちゃいます。

 

 

必要な書類の受け取り

基本的には退職時に受け取れるものですが、スムーズに受け取れるように退職願を出してから確認しておいた方がいいでしょう。

 

失業保険をもらうときに必要になる離職証明書・雇用保険被保険者、確定申告で必要になる源泉徴収票、年金手帳を預けている場合は年金手帳も受け取りましょう。

 

 

健康保険の選択

個人事業主の健康保険は国民健康保険だけではありません。職種によっては国民健康保険よりも安く健康保険に加入できます。家族誰かの扶養になるのが一番安くなりますが、個人事業主となるのが前提なので省きます。

 

  • 国民健康保険
  • 社会保険の任意継続
  • 職種別の健康保険組合

 

国民健康保険

各市町村が運営する健康保険。上限額はありますが、基本的には稼げば稼ぐほど、人数が多ければ多いほど支払う額が増えてしまいます。独り身で稼ぎも少なく、健康保険組合の保険にも入れない職種の方以外はできるだけ避けたいところです。

 

住む場所によって保険料が変わるので、独立を期に引っ越しを考えている場合は保険料も住む場所を決める要素として考えると少しお得です。

 

 

社会保険の任意継続

社会保険は2カ月以上加入していれば、最大2年間、社会保険を継続する事ができます。退職した時点で会社と折半していた分も払わなければならなくなりますが、国民健康保険と違い扶養の概念があるので、扶養がいる場合はコチラの方がお得です。

 

ただし、退職後20日以内に申請しなかった場合や、保険料の支払いが1日でも遅れた場合は強制脱退させられてしまいます。そして再就職か法人化しない限り2度と入ることができません。

 

また2年間の制限付きですので、ずっと入り続けることはできません。この2年間で国保への切替や法人化などの判断をしてもいいでしょう。

 

 

職種別の健康保険組合

自分の職業が各種健康保険組合の指定する職業であれば、組合の健康保険に加入できる可能性があります。

 

ただし、職業にあった健康保険組合は意外と少ないです。「職業+健康保険組合」でググれば、だいたいどの組合に入れそうか分かるはずです。

 

ちなみにアフィリエイターはこの記事を書いている団塊では入れそうな組合がありません…。『文芸美術国保組合』に入ろうと思っている人も多いと思いますが、今は審査が厳しくなっているので加入は難しいでしょうね。イラスト・小説などで所得の半分以上を稼いでいるのであれば加入できそうですけど。

 

 

退職前後は色々と手続きが面倒そうな印象ですが、あらかじめどういった事をするべきなのか知っておくと大した負担ではありませんよ。